今日クラッシック音楽=ロマン派音楽、と多くの人に認識されています。
それは幕末から明治にかけ日本に洋楽が本格的に受容されたのがロマン派音楽だからです。開国後以降作られた童謡、文部省唱歌などはロマン派の音楽の影響を受けた作曲家たちによって作られたため、
ロマン派の構造原理やテクスチャーがあたかも自国の音楽のように私たちの中に浸透し、殆んどの人はその起源など考えることも無く其らを楽しんでいます。
ですから、日本人がクラシック音楽として親しんできたのがロマン派音楽であるのはごく自然なことです。今親しんでいる音楽の起源を再認識しつつ、
初期ロマン派の代表的な作曲家のドニゼッティ、ショパン、ロッシーニの作品を演奏します。
歌詞の面白さをお伝えするために演劇人の詞の朗読を交えた楽しいコンサートです。
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