武豊春の音楽祭’07 名古屋フィルハーモニー交響楽団コンサート
名古屋フィルハーモニー交響楽団
NAGOYA PHILHARMONIC ORCHESTRA

1966年7月10日結成。1967年10月第1回定期演奏会を開催。1973年4月名古屋市の出捐により財団法人となる。
現在の指揮者は小林研一郎(桂冠指揮者)、モーシェ・アツモン(名誉指揮者)、ボブ佐久間(ポップスオーケストラ・ミュージックディレクター)。歴代の指揮者は、岩城宏之(音楽総監督1971〜74年)、福村芳一(常任指揮者1971〜74年)、森正(音楽総監督1974〜80年)、荒谷俊治(常任指揮者1974〜80年)、外山雄三(音楽総監督兼常任指揮者1981〜87年)、モーシェ・アツモン(常任指揮者1987〜93年)、飯守泰次郎(常任指揮者1993〜98年)、小林研一郎(音楽監督1998〜2003年)、沼尻竜典(常任指揮者2003〜2006年)。
1995年〈名フィル・ポップスオーケストラ〉を発足させ、ユニークな活動を展開。
1988年ヨーロッパ・ツアー(フランス、スイス 広上淳一指揮)、2000年アジア・ツアー(ブルネイ、シンガポール、フィリピン、韓国、マレーシア、ベトナム、タイ、台湾 本名徹次指揮)、2004年5月「プラハの春」国際音楽祭への出演を含むヨーロッパ・ツアー(ドイツ、オーストリア、チェコ 沼尻竜典、武藤英明、トマーシュ・ハヌス指揮)を実施し、大成功を収める。
これまでに、東海テレビ文化賞(1990年)、愛知県芸術文化選奨文化賞(1991年)、文化庁芸術作品賞・レコード部門(1997年)を受賞。
2006年は創立40周年を迎え、定期演奏会の2公演化や「市民会館名曲シリーズ」のスタートを実現。10月に4度目海外公演となるアジア・ツアー(下野竜也指揮)を実施。ますますの飛躍を期している。
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(2006年9月)
名古屋フィルハーモニー交響楽団
松尾葉子(指揮者)
Yoko Matsuo

2004年4月〜 セントラル愛知交響楽団 首席客演指揮者
1999年〜2004年 セントラル愛知交響楽団 常任指揮者
1982年フランスのブザンソン指揮者コンクールで、女性としては史上初めて、また日本人としては小澤征爾に次いで二人目の優勝という壮挙により、一躍注目を集めた松尾葉子は、実力と人気を兼ね備えた指揮者として着々と地盤を固めている。1998年4月セントラル愛知交響楽団の客演常任指揮者を経て、1999年〜2004年は同楽団の常任指揮者に就任し、演奏会のみならず地域活動なども活発に行い、同楽団と中部地域の文化の活性化にも大きな足跡を残した。2004年からは同楽団の首席客演指揮者に就任した。セントラル愛知交響楽団とは、定期演奏会や特別演奏会などで着実に実力を増し評価されるほかに、2000年6月、名古屋能楽堂にて能の演出を用いたモーツアルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」が話題をさらうなど、意欲的かつ多彩な活動も行なった。2005年には中部国際空港開港式典の指揮、また愛知万博ジャパンデー開幕式典の指揮も務めた。
名古屋生まれ。1975年お茶の水女子大学教育学部音楽科を卒業後、東京芸術大学指揮科を経て同大学院に進み、渡邉暁雄、小林研一郎の両氏に師事。1981年渡仏、パリのエコール・ノルマルでピエール・テルボー氏に師事。
帰国後の1982年に名古屋フィルを指揮して生まれ故郷の名古屋にデビュー。翌年、「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団を指揮、絶賛を博した。以後、東京交響楽団、新日本フィル、読売日本交響楽団、日本フィル、新星日本交響楽団など日本の殆ど全てのメジャー・オーケストラと次々と指揮し、高い評価を得ている。
 また、オペラ、オペレッタの指揮でも好評を得ており、1985年には文化庁移動芸術祭および関西二期会公演の「メリー・ウィドー」、 1987年は二期会公演「こうもり」、1988年関西二期会公演「カルメン」、「トラヴィアータ」を、1989年には、トーマの「ハムレット」を東京グローブ座にて指揮、1991年二期会公演「メリー・ウィドー」、1992年二期会公演「こうもり」、1993年大阪カレッジ・オペラハウス「コシ・ファン・トゥッテ」、1996年都民オペラ劇場「ドン・ジョヴァンニ」、1997年「アイーダ」、1998年「天国と地獄」、2000年能演出による「ドン・ジョヴァンニ」など多くの作品を指揮している。
海外での活躍も多く、1983年にはトゥールーズ室内管弦楽団など数多くのオーケストラを、1985年にはパリ・シャンゼリゼ劇場でラムルー管弦楽団を指揮している。1993年4月には、芦屋交響楽団のヨーロッパ・ツアーに同行、ベルリン、ウィーンにて指揮し大好評を博した。 
著書に「指揮者にミューズが微笑んだ」(2003諭創社)がある。
株式会社 梶本音楽事務所
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菊 池 洋 子(ピアノ)
yoko kikuchi

前橋市生まれ。1993年、桐朋学園女子高等学校音楽科入学。故田中希代子、林秀光の各氏に師事。卒業後、イタリアのイモラ音楽院に留学、フランコ・スカラ、アントニオ・バッリスタ、フォルテピアノをステファノ・フィウッツィに師事。
1997年、ミラノにおいてソロ・リサイタルを行う。同年ユベール・スダーン指揮、シチリア交響楽団のコンサートツアーのソリストに抜擢され、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を3夜連続コンサートで演奏し、イタリアの新聞紙上で絶賛された。2000年、チェロのロッコ・フィリッピーニとベートーヴェンのソナタで共演。その他、オーストリア、ドイツにおいてソロ・コンサートツアーを行った。2002年1月、ザルツブルクで行われた第8回モーツァルト国際コンクールにおいて日本人として初めて優勝し、一躍注目を浴びる。
2003年には夏のザルツブルク音楽祭/モーツァルト・マチネに出演、アイヴァー・ボルトン指揮/ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第21番で共演し、大成功をおさめた。2004年秋にはライプツィヒ弦楽四重奏団と日本ツアーを行なった。
これまでに、国内主要オーケストラとの共演をはじめ、ルーマニア・フィル、ニューヨーク・ヴィルトゥオージ室内楽団、スロベニア放送響、ザルツブルク・モーツァルテウム・ユニバーシティ響、ザルツブルグ室内管、香港シンフォニエッタ等と共演、また、リサイタル、室内楽の分野にも積極的に取り組み、着実に活躍の場を広げている。
2005年 初のソロCD「モーツァルト・アルバム」(エイベックス)をリリース。
「モーツァルト・アルバム」で「第18回(2005年度)ミュージック・ペンクラブ音楽賞 クラシック部門 録音・録画作品 (日本人アーティスト)賞」を受賞。
2006年9月には、アフラートゥス・クインテットと共演したモーツァルトとR. シュトラウスのCDがリリースされる。
<2006年9月1日現在>