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プロフィール
 田中 靖人 Yasuto Tanaka 
 クラシックサックス

 和歌山県出身 東京都在住

 白石 光隆 Mitsutaka Shiraishi 
 ピアノ

 愛媛県/東京都出身 東京都在住

田中靖人さんの写真


 国立音楽大学在学中に、第4回日本管打楽器コンクールサクソフォーン部門で第1位を獲得し、鮮やかなデビューを飾る。
その音楽性は「内的な詩を持つ大器」と絶賛され、サクソフォーンの父ともいえる名演奏家マルセル・ミュールをも唸らせた。
 国立音大で矢田部賞を受賞して卒業後は、高度なテクニックと個性的かつヒューマンな音楽性をソリストとして遺憾なく発揮。数々のリサイタルを聴衆の圧倒的な支持を得て成功させている。

 1991年には「管楽器ソロ名曲集・サクソフォーン」でCDデビュー。以降、199510月にはオール・ドビュッシープログラムによる「ラプソディー」、19973月には「サクソフォビア」をEMIから、2003年「ガーシュイン カクテル」を佼成出版社よりリリース。
 2003
年和歌山県より「きのくに芸術新人賞」を受賞。
一方、室内楽の分野ではサクソフォーン四重奏団、トルヴェール・クヮルテットで活躍。
1992年の東京国際音楽コンクールで第2位を獲得した同団体はサントリーホールでのリサイタルを大成功させる。

 そのクラシックの思考にとらわれない姿勢は、各界から注目を集め、高い評価を得ている。サクソフォーンを故 大室勇一氏に師事。

 現在、東京佼成ウィンドオーケストラ団員。昭和音楽大学および同短期大学非常勤講師。

白石光隆さんの写真

 1989
年に東京芸術大学大学院を修了後、ジュリアード音楽院へ進む。1990年ジーナバッカウアー国際奨学金コンクール入賞。1991年学内におけるコンチェルト・コンペティションで優勝してジュリアード・オーケストラと協演。鋭い感性とパワー溢れる行動力で、アメリカ留学中も幅広く活躍。帰国後は音楽にさらなる深みが増し、ソロ、室内楽、協奏曲等、そのステージは決して期待を裏切らないクオリティーの高いものとして定評がある。

 1994年第63回日本音楽コンクール声楽部門・木下賞(共演)受賞。レパートリーも広く、邦人、現代作品の分野でも評価が高く、ジャズへのアプローチも積極的に行っている。吉松隆、長生敦らの作品を入れたCD『レグルスの回路』は山野楽器1998年度アカデミー賞(現代曲部門)を受賞、またベートーヴェン作品109年と、これに触発された矢代秋雄作品を主軸とした『109』、『大指揮者のピアノ曲』、『作曲家ムラヴィンスキー』、他、いずれも好評である。東京でのリサイタルは毎年開催し、意欲的なプログラミングはもとより、近年は透明感ある音に奥行きと厚みが加わり、圧倒的なリズム感と、生き生きと、説得力のある演奏スタイルで、回を重ねるごとにファンを増やしている。次代を担う実力派であると同時に、柔軟な思考回路を持った豊かな人間性。ピアニストで音楽人。白石光隆の宇宙は際限ない。

 ピアノを金澤桂子、高良芳枝、故 伊達純、小林仁、マーティン・キャニンの各氏に、室内楽をフェリックス・ガリミア、伴奏法をジョナサン・フェルドマンの各氏に師事。現在、東京芸術大学ピアノ科非常勤講師。

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