私たちは、その『ど』を持って2006年の春は西へ、秋は北へ、全国を旅する事になりました。
できるだけ多くの、できるだけ多様な空間で上演するのが目標です。
『ど』は、もともと客席と二分された劇場の舞台で上演するのではなく、
どんな空間でも上演できることを目指してつくられたのですが、
今度の旅ではじめてそれが可能になったわけです。
各地の協力者のおかげで、劇場、倉庫、集会所、喫茶店、
さらには味噌蔵やパン屋さんなどでも上演が準備されました。
そのためには、余計な機材や道具を極力けずって、
物語る役者たちの声と身体だけで、抱腹絶倒していただける芝居を
つくるほかないだろうと、褌を締め直しているところです。
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