右来左往 演劇ワークショップ<ゆうちゃん編>

2020年2月1日(土)・2日(日)、舞台芸術の魅力発信事業として「別の自分に出会いたい!part4『劇作家演出家 右来左往 演劇ワークショップ』」が行われました。

参加者の ゆうちゃん がレポートしてくれました。

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2月1日2日の二日間をかけて、右来左往さんの演劇WSがありました。

演じることは、役になりきることではなく、観客に伝わるように役を表現すること。
表現とは、気持ちを表に現すこと。

気持ちを表に現すとは、なんでしょう?

ということで…
まずは、じゃんけん♪
必要なのは勝ち負けじゃない!あいこをどれだけ続けることができるのか!
お互いに相談無しで、相手の気配を感じながら、自分の表現(じゃんけん)をするのです。
たかがじゃんけん、されどじゃんけん!
あいこを続けることは、なかなか難しくて、続くとめちゃくちゃ嬉しい!!

次は、6人チームで1人→2人→3人と一歩前へ動き、3人→2人→1人と後ろへ戻っていきます。
こちらも相談無しで、お互いの気配を感じながらです。
めだちたがり屋がでしゃばっても、引っ込み思案がまごまごしていても成功しない!
一人一人がお互いを感じながら、しっかり表現することが成功への第一歩!

ここまでのWSで大事なことは、①お互いの表現を否定しないこと!②失敗を誰かのせいにして責めないこと!③失敗してもすぐに切り替えてやり直すこと!

次は、喜怒哀楽の表現!
普段の生活ではオブラートに包んでしまっている自分の気持ちのコアの部分をしっかり感じることで、上っ面でも中途半端でもない本当の気持ちを表に現していきます。
二人一組になって、腹の底から笑って、怒って、哀しんで…
心も体もクタクタになりました(^^;

一日目の午前中の最後には、皆で大縄跳び♪
色や太さは違っても、皆それぞれが大縄を見て感じて跳びました。
個々に違う縄が見えているのは個性だからOK!
でもここで、自分の個性を表現してるから…と言って、「縄なんて無い」とか「跳ばない」というのは、作品をつくる時には個性ではなくただの我が儘!と右来さんがおっしゃっていて、個性と我が儘は全然別物だと、改めて思いました。

なんて密度の濃い時間!!


さて、一日目の午後は、他己紹介からスタート!
二人一組になって、お互いにインタビューをしました。
そのインタビューを元にして、お互いの紹介原稿を書いていきます。
ちゃんとインタビューできていないと、紹介原稿が書けないっ!
そして、その原稿内容に間違いや失礼が無いかをちゃんと確認してもらって、お相手の方にOKをもらいます。
いよいよ他己紹介!!
紹介する方より、紹介される方が緊張しちゃいます(笑)
それぞれユニークで分かりやすい紹介でした♪

そして再確認!
演じることは、観客に伝わるように役を表現すること。
つまり、役(他己)紹介。
台本を読んで自分の役と向き合って、間違いや失礼な表現をしないこと、「自分は分かってる」ではなく「観客に分かってもらう」表現をすること。

それらを踏まえて、一日目の最後に重大発表!!
各人の今までの人生で、感情が大きく動いたエピソードを書き出し、明日それを元に別の人が台本を書いて一人芝居をするというのです!!!
変な声が出ちゃうくらいびっくりしました!!
ということで、一日目の最後は、自分のこれまでを振り返ってエピソードを書き出して、右来さんに添削してもらって終了しました。

はぁ~、なんて濃厚なWSでしょう…


ドキドキしたまま、二日目のWSがスタート!!
まずは、誰が誰のエピソードを演じるか、くじ引きで決まりました。
くじ引きなのに、なんだかしっくりくる組合せでびっくり!

さっそくエピソードを読んで、追加で知りたい情報は本人に取材して、台本を書いていきました。
右来さんにエピソードと照らし合わせて台本を確認してもらい、OKが出た人から自主稽古です。
部屋にこもって稽古をする人、外の木々のところで稽古をする人、芝生に向かって稽古をする人…
自分で書いた台本を自分のイメージ通りに表現できるのか、エピソードを書いてくれた人に失礼の無い表現ができるのか、自分の表現がちゃんと伝わるのか…

そして!
とうとう!
一人芝居の時間です!!

発表の順番もくじ引きで決めました。
緊張感がハンパないっ!!


一人芝居を観ている時間は、本当に素敵な時間でした。
たくさんの「たった一つ」の短編作品を観ることができた、とても贅沢な時間でした。
そして同時に、今この瞬間にも同じように、いろいろな経験をしている人が生きているのだと実感できた時間でした。
恋のトキメキを感じている人、失恋した人、大切な相手を亡くした人…いろいろな人が今この瞬間にもいるのだと。

WSの後、私が演じさせていただいたエピソードを書いた方が「私の中に残っていたモヤモヤの正体を言葉にしてくれてありがとう!そうそれ!って思った!おかげであの日の私が昇華できた!」と言ってくれたことが、本当に嬉しかったです。

芝居の持つ力を感じることができた、とても素敵な二日間のWSでした。

ありがとうございました!!!

by ゆう