右来左往 演劇ワークショップ<ほんだし編>

2020年2月1日(土)・2日(日)、舞台芸術の魅力発信事業として「別の自分に出会いたい!part4『劇作家演出家 右来左往 演劇ワークショップ』」が行われました。

参加者の ほんだしさん がレポートしてくれました。

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いよいよ始まりました!右来さんの演劇ワークショップ。年齢制限がなくなったおかげで急遽このワークショップに参加出来る喜び♡10代〜60代までの世代も違う男女11人の2日間のスタートです。

最初は右来さんご自身がここ数ヶ月、ご病気をされ、その体験を元にご自身の近況を話してくださいました。「演劇とは関係ない話やけどな」って感じだったのですが、年齢の近い私としてはとても興味深い内容で貴重なお話を聞けたと、すでに右来さんの魅力に吸い込まれそうでした。このお話で参加者全員の心を鷲掴みにしていたのはさすが右来さんです。場も和んだところで本題のワークショップが始まりました。

最初は2人ペアになって『あいこ出しじゃんけん』あいこを出し続けるじゃんけん。
相手が何を出すのか気配を感じる。気くばりではなく、けはい!
ペアの次は3人で!ハードルが上がります。
このあいこ出しじゃんけんは相手の出した、グー チョキ パーを否定せず、認め、表現として捉え、揃わないのであれば、もう一度。次は揃えよう!!という気持ちでやる。
奥の深いじゃんけんです。じゃんけんでここまで考えた事は正直初めてかも!!

その次にやったのは6人で輪になる。まず1人が一歩前に出る→次に2人が一歩前に出る→そして3人が一歩前に出る→3人が一歩下がる→2人が一歩下がる→最後に1人が一歩下がる=成功!!!
こちらも声かけなどは無しで、周りを感じながら、自分を主張しすぎず、しかし、遠慮などせず引き過ぎではなく。
こちらもあいこ出しじゃんけん同様、失敗してもいい、失敗したらもう一度やればいい!ってこと。こちらもやはり周りの気配を感じることがとても重要でした。



そして次は、エアー縄跳び。最初は2人ペアで、その後は全員で大縄跳びの中に入り、順番に出て行く。
確かに見えたな!縄跳びの縄!!みんなが本当の縄跳びをしているように見えたし、縄にひっかからないように出て行く様子も良くわかった。エアーですが息も切れました(笑)
ここまでで午前の部は終了。


お弁当を頂き、午後の部スタート!
まず、「喜怒哀楽」の気持ちの表現を2人ペアでやってみる。
「喜」はお互いこちょこちょをして、本気で笑う。笑う振りではなく、心から笑う。次は「怒」相手を見続けて心から怒る。「哀」も相手を見続け心から哀しむ。悲しい事など考えてもOK。「楽」は再びこちょこちょ。この気持ちの表現が右来さんの合図でペアを交替しながら、順番にやって行くのだが、結構気持ちの切り替えが難しく、前の気持ちを引きずってしまう自分がいたりした。これは自分の苦手な表現、得意な表現の発見・知る事ができました。

その後は2人ペアになり、「自己紹介」ではなく、「他己紹介」をする。
ペアの相手にどんな事でもいいので質問をして、相手の魅力を引き出し、それを自分なりにまとめて他己紹介をしていく。他己紹介の方法はその人になりきって発表しても良いし、他人として紹介しても良く自由。

そして、その後ですよ!!
今まで自分の人生の体験した「喜怒哀楽」の出来事 何でも良いので、実体験を文章にする。
いやー、これがまた難しいのです。長い人生いろいろ体験しているのですが、それを文章にして見ると意外と普通の出来事で、これではドラマにならない‥‥自分の中で却下、書いては却下。早くもここで苦悩ですよ〜
とりあえず、2つの体験を書き終わり、明日に繋げま〜す!


ワークショップ2日目。
昨日それぞれが書いた実体験をランダムに混ぜこぜにして、くじの順番に体験が渡される。
この渡された実体験を基に脚本を書き、一人芝居を考える!!!
わ〜 メチャ苦手分野!
それぞれ、好きな場所で書き書きしてOK。
体験を提供してくださった相手の気持ちを大切に心して書き、演じる。ちなみに私はJK役!
この作業がお昼をまたぎ、14時まで続く。途中、右来さんに添削していただき、何度もダメ出し。
そして、一人芝居の練習!!!!時間がない〜 焦りまくりでした。

そして、いよいよ発表タイム!
私は13人中12番目(スタッフ2人も加わっていただき13作品)の発表。心臓に良くないですね。
早めに発表を終わらせてみなさんの作品を楽しみたいのですが、最後の最後まで緊張の連続でしたよ!

みなさんの作品はとても感心する作品が多く、いろいろと刺激を受け勉強になりました。
そして、この2日間でとても貴重な体験をさせていただきました。脚本を書く、1人芝居をする、なんて事は今まで未経験の私に取って新しい発見ばかりの2日間でした。まさに新しい自分に出会えました!
そして、役の設定・状況などを細かく考える事が大切なのだと今まで以上に感じました。今後もこのワークショップでの経験が役を自分なりに作りあげる、役を生きる上で、大切な経験となる事は間違いないと思います。


とても、楽しく実りある2日間のワークショップでした。より表現する事、お芝居する事が楽しみとなりました。
そして、また 右来さんにお会い出来ることを願っております!!貴重な体験をありがとうございました。

by ほんだし